英語で「お知らせ」はどう表現する?シーン別に例文をご紹介。

ビジネスシーンでよく使われる「お知らせ」という言葉ですが、英語でメールを書く時などにどう書けばいいか困りますよね?

社内外に向けて「お知らせ」メールを送る場合や、相手に対して「~についてお知らせください」と尋ねるときなど、その用途はさまざまです。

一体、この「お知らせ」とは、ネイティブの間でどのように表現されているのでしょうか。

またメールに限らず会話のやり取りに使える言い回しを知っていれば、仕事でのコミュニケーションがより円滑になりそうです。

そんな気になる「お知らせ」の英語表現について、例文を交えてご紹介していきます。

お知らせ ビジネスメールの場合

ビジネスメールを作成する場合、「お知らせ」をどのように表現したらよいでしょうか?

それぞれのシチュエーションに適している表現を見ていきましょう。

動詞 Inform を使ったお知らせ表現

相手に知らせる事項があるときには、以下のように動詞informを使って表すことができます。

早速例文を見ていきましょう。

We would like to inform you that our office will be closed for the New Year Holiday from Friday 28th of December 2018 to Friday 4th of January 2019.
(年末年始休業のお知らせ)

We are pleased to inform you that your order has been shipped to the following address.
ご注文頂きました商品につきまして、下記の住所へお送りしました旨お知らせいたします。

I regret to inform you that unfotunitely we will not be offering the position to you at this moment.
残念ながらこの求人については貴職の採用を見送らせていただきます。

メール文などでよく見られる「お知らせください」という表現もinformを使って表すことができます。

I will inform you as soon as possible.
できるだけ早くお知らせいたします。

I will inform you of the situation within a week.
状況を一週間以内にお知らせいたします。

We will inform you of the date and detail of the business trip by next Monday.
出張の日時と詳細については来週月曜までにお知らせいたします。

動詞informを使用する時の注意点は、inform以下に主語、動詞を伴う一文が続くときにはthatを、名詞がくる場合にはofでつなぐことです。

単純に「後ほど伝えます」と言いたい時にはI will inform you.を用い、重要事項についてお知らせするという時には前に一つ動詞を置いてから不定詞to informで繋ぐと丁寧になります。

また相手に「お知らせ」してほしい場合は以下のように表せます。

Please inform us of your arrival date.
貴殿の到着日をお知らせください。

Could you please inform me whether your president, Mr. Smith will join the upcoming meeting?
今度の会議に、貴社の社長スミス様がご出席なさるのかお教えいただけますでしょうか。

Couldの変わりにWouldを使用してもOKです。

Notice, Notificationを使ったお知らせ表現

メールの件名に「お知らせ」と入れたい場合がありますよね。

そんな時に使えるのが以下です。

Notification
お知らせ

Notification of office relocatiion(Office Removal Notice)
オフィス移転のお知らせ

Notification of shipment confirmation
ご注文確認通知

もう一つはNoticeを使った表現です。

Resignation notice
退職のお知らせ

Notice of termination (Termination Notice)
解除通知

両方ともNotification of やNotice ofのようにof を使って後に名詞を続けることができます。

またタイトルとしてはより簡潔な表現が好まれるため、~Notice と順序を逆にして表すことも多いので覚えておくと便利でしょう。

文章の中で用いる場合には動詞notifyを使いI would like to notify you of (that)~で表すことも可能です。

Announcementを使ったお知らせ表現

こちらが一番フォーマルな「お知らせ」を表す単語です。

イメージとしては、事業内容や会社の最新ニュース、役員人事の変更などを公的に知らせる場合に用いられることが多いです。

それでは例文を見ていきましょう。

Important announcement
重要なお知らせ

Official Announcement of Opening our new store in NY
新NY店オープンに関するお知らせ

Announcement of new board of directors
新役員体制のお知らせ

Announcementも同様にof +名詞で内容を補足することができますね。

また文章内ではannounceという動詞形にして用いることができます。

例として、

We are grateful to announce that we've been nominated for Best Restaurants in Tokyo at the World Best Restaurants Awards 2019.
ワールド・ベスト・レストラン・アワード2019の東京ベストレストランに弊社がノミネートされました。

このようにホームページなどで会社情報を知らせる際に使えるフレーズです。

Let me knowを使った表現

次にLet me knowを使った表現を見ていきましょう。

まず自分から相手に「お知らせ」する時の表現がこちらです。

I will let you know soon.
すぐお知らせいたします。

I will let you know when the products arrive here.
こちらに商品が届き次第ご連絡いたします。

We will let you know by the end of this month.
今月末までにお知らせいたします。

次に相手に情報を知らせてほしい場合の表現がこちらです。

Please let me know if you are available next Wednesday.
来週の水曜日に関して、ご都合がよろしいか教えてください。

Let us know your schedule.(よりカジュアル)
スケジュールを教えてください。

Please let me know if you have questions. (any queries).
ご質問があればご連絡ください。

Let me know は少しカジュアルな表現になるので、送る相手によって使い分けると良いでしょう。

また最後のご質問があれば~という表現は下記でも表せますので参考にしてみてください。

Feel free to contact me if you require further information.
Should you need any further information, please do not hesitate to contact me.
Please contact me if there are any problems.
Do not hesitate to ask me if you have any additional questions.

会話で使える! お知らせ表現

次に会話で使える「お知らせ」についての表現をご紹介します。

社内やクライアントとの英会話はもちろん、友人との会話でももちろん使用できますので、早速今日から実践してみてください。

A: Could you tell me if you know when Mr. William is coming back from his business trip?
もし知ってたら、ウィリアムさんがいつ出張から帰ってくるのか教えてほしいんだけど?

B: Wait a moment, I am checking now about his schedule this week…well, he is supposed to be here this afternoon. Let me check with his secretary first, and I will let you know soon.
ちょっと待ってね。今彼の今週の予定を調べてるんだけど・・・今日の午後には戻ってるみたいね。
まず彼の秘書に確認してみるわ。その後すぐ知らせるわね。

A: Are you free this Saturday? Let’s go to Shibuya for drink!
土曜日暇してる?渋谷に飲みに行こうよ!

B: I would love to! But I’m not sure yet. I might visit my sister this weekend. I will let you know if I can.
わー行きたい。でももしかしたら週末はお姉ちゃんにところに行くかもしれないの。行けそうだったら連絡するね。

一つ目はオフィスで予定を確認する時に使えそうなフレーズです。

ここでのポイントは今すぐに知りたい事項に関してはtellを用い、少し後で知らせる時にはLet you knowを使用している点です。

実際に使いながらそれぞれのニュアンスを掴んでいってください。

二つ目は友人と週末の予定を立てるシーンです。

Ifを続けることで日本語でも使われる「もし行けたらね」というニュアンスを出すことができます。

ぜひ日常会話で使ってみてくださいね。

まとめ

日本語でよく使う「知らせる」という表現についてまとめてみました。

オフィスでもプライベートでも何かを「知らせたい」時には使える表現ばかりですね。

言葉なので答えは一つではありません。

ぜひ沢山バリエーションを増やして、色々なシチュエーションで適したフレーズを使える様にしていきましょう。

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