携帯電話を英語では何と言う?「スマホ」や「ガラケー」は通じるのか。

携帯電話 英語

今や電話といえば携帯、そしてスマートフォンが世界中で普及する時代となりました。

毎日手にする携帯電話ですが、英語では何と呼ばれているかご存知ですか?

また北米とヨーロッパでは携帯電話の呼び方が違っています。

日本で一般的になった「スマホ」という呼び方は英語圏でも通じるのでしょうか。

当たり前に使っている言葉だからこそ、日本国内特有の名称なのか世界でも通じる言葉なのかが気になるところです。

今回はそんな「携帯電話」の英語名と、それにまつわる用語をご紹介していきます。

知らない単語があれば是非チェックしてみてください。

それではさっそく携帯電話の英語名から見ていきましょう。

携帯電話 英語では何という?

携帯電話は英語で「Cell phone」と呼ばれています。

これは英語の「Cellular」から来ており、無線通信の種類を表しています。

また、もともとのCellularには「細胞状の、目の粗い」という意味もありますので、こちらも合わせて覚えておくと良いでしょう。

この「Cell phone」ですが、一般的にはアメリカや北米を中心に使われている言葉で、イギリスやヨーロッパでは「Mobile phone」が主流となっています。

書類の欄にも米国式には「Cell」、英国式には「Mobile」 が使われていることが多いので、注意して見てみると面白いかもしれません。

また近年では固定電話よりも携帯電話が主流になってきたため、「Phone」自体も携帯電話の代名詞として使われるようになっています。

例えば、「私の携帯どこだっけ?」と言いたい時に、

Where is my phone?

と表現し、敢えて「Cell」まで言わない場合も多くなっています。

固定電話 英語では何という?

携帯電話がCell phoneと呼ばれていることをご紹介しましたが、固定電話は英語で何というかご存知ですか?

答えは、全ての固定電話を総称して「Landline phone」と言います。

また個別には、家にある親機のことを「Home phone」、会社の電話を「Office telephone」と呼ぶこともあります。

これは携帯電話と区別したい時に使う名称で、通常会話で使う時はPhoneやTelephoneと言っても問題ありません。

例文でその違いを確認しておきましょう。

A: Can I borrow your phone? I forgot to bring mine today.
電話を借りてもいい?今日携帯置いてきちゃって。

B: No problem. Do you wanna use a home phone or my cell phone? My parents still use a landline phone here.
もちろんだよ。家電と携帯とどっちがいい?うちの親まだ固定電話使ってるんだ。

A: Oh, then let me borrow the home phone please.
ほんと?じゃあ家電貸してくれるかな。

B: OK. It’s over there, near the sofa.
オッケー。あのソファの側にあるから。

A: Thank you.
ありがとう。

現在では固定電話を持たない家も増えてきていますが、話の中で使う機会があるかもしれませんので、知識として覚えておくと良いでしょう。

ちなみに親機と共に自宅に置いてある電話の子機のことを、英語では「Portable phone」または「Cordless phone」と言います。

パソコンなどの電子機器にもよく使われるこのPortable(ポータブル)には、「持ち運びに便利な」という意味があるので納得できますね。

公衆電話 英語では何という?

固定電話に続いて、さらに珍しくなったのが公衆電話ではないでしょうか。

こちらも知識として知っておきたい英語名です。

これは、アメリカ英語では「Pay phone」、イギリス英語では「Coin box」と言います。

英語でも地域によって単語が異なるのは面白いですね。

また共通して「Public phone」という言い方がされる場合もあり、こちらが日本語の「公衆」という訳に一番近いと言えます。

スマホ 英語では何という?

続いて、お馴染みの「スマートフォン」は英語でなんというでしょうか。

これは英語をそのまま日本語でも使用しているので「Smartphone」で通じます。

英語でSmartは「賢い、頭の良い、優れた」という意味があり、従来の携帯電話ではできなかったインターネットの使用やテレビ電話など、さまざまな機能が追加されていることに基づいています。

これを簡略化した「スマホ」というのは日本独自で流行った言葉ですので、英語で使う時には省略せずに「Smartphone」というようにしましょう。

A: When did you buy your first Smartphone? Because I just bought my first one recently.
最初にスマホを買ったのはいつ?私はつい最近一代目のスマホを買ったんだ。

B: Seriously? I have been using smartphone since 2015, and this is my third one.
うそでしょ?2015年からスマホを使ってて、これはもう3台目だよ。

ガラケー 英語では何という?

スマートフォンが登場してからは、従来の携帯電話を日本では「ガラケー」と呼んでいます。

ちなみにガラケーの「ガラ」はガラパゴスの省略形で、ガラパゴス諸島のように孤立し、海外との通信ができないドメスティックな携帯という意味からそう呼ばれるようになりました。

このガラケーについては、英語の場合どう表現されているのでしょうか。

英語では「Feature phone」と呼ばれることが一般的です。

このFeatureとは「特色のある」という意味があり、スマホほど多くの機能を備えてはいませんが、通話の他にも簡単なショートメッセージやテレビが見られる機能などが付いていたので、「特色」のある電話として普及していきました。

それ以前に日本で「パカパカ携帯」と呼ばれた、二つ下りにできる携帯は英語で「Flip phone」と言います。

上記以外にも、旧型の携帯電話を「Old cell phone」「Outdated phone」と表記し、スマホと区別することがあるので覚えておくと良いでしょう。

これらは「古い、イケてない、時代遅れな」というような、ネガティブな文脈で使われることが多いと言えます。

その他の携帯電話にまつわる単語

基本的な単語が分かったところで、次は実際に日常で使用する際を想定したフレーズをご紹介していきます。

使えそうなものがあるか、各フレーズを確認していきましょう。

メッセージを送る時

まず英語でやりとりをする仲間や友人ができたら、メッセージを送り合うのではないでしょうか。

そんな時に日本では「メールするね」「メッセージするね」と何気なく言っていると思いますが、これは英語の場合に何と言えば良いのでしょうか。

英語では携帯でメッセージを送り合う時に、携帯同士で直接やり取りができる、ショートメッセージを送るのが主流です。

その場合のメッセージのことを一般的には「Text」と呼んでいて、そのまま動詞のような使い方をします。

例えば上記の「後でメッセージするね」の場合、

I will text you later.

というのが日常会話では一般的です。

上記の「Text」について、名詞的にI will send you a text later. ということもできますが、上記の方がより頻繁に使われていますので、近くにネイティブスピーカーがいる場合には注意して聞いてみると良いかもしれません。

また自分にメッセージを送ってほしい時には、

Can you text me about the schedule later?
(あとでスケジュールをメッセージしてくれる?)

などの様に言うことができます。

新しい相手を携帯に登録する時

これも他人と知り合ったらすぐに必要となりそうな単語です。

例えば自分を相手の携帯に登録してほしい場合に、動詞「Register」を使って、

Can you register my information to your cell phone?
私の情報を登録してくれる?

というように言うことができます。

また動詞「Add」で「加える、追加する」と言うことも可能です。

Can I add you to my cell phone?
あなたを携帯に登録してもいいですか?

自分が他人を登録したい場合には上記で聞くことができますね。

電話を掛ける 英語では?

「電話を掛ける」と英語で言いたい時には何と言いますか?

いくつか言い方があるので紹介していきます。

まず友人や同僚などの会話で、「あとで電話するよ」と言いたい時の表現です。

I will call you later.
あとで電話するよ。

動詞「Call」のあとにその相手であるyouを置けばいいだけで簡単です。

また自分に掛けてほしい時には「Could(Can) you call me later?」でOKです。

次に相手からの電話を「携帯に」欲しいと強調したい場合には、

Could you call to my cell phone please?

と言ってみましょう。

また少し丁寧な言い方に、「Make a phone call」という言い方があります。

これはビジネスシーンでの使用や、「電話をした」ということを強調したい時に使うことができます。

A: I have an appointment with Mr. Tanaka Wednesday. But it seems I need to cancel it because of the business trip.
水曜日の田中さんとのアポなんだけど、出張になりそうでキャンセルしたいんだ。

B: Well, then let me make a phone call to Mr. Tanaka if he can reschedule it.
それでしたら、スケジュール変更ができるか田中様に電話してみます。

電話を切る 英語では?

電話を切ることを英語では「Hang up」と言います。

受話器を置く固定電話では「Put it down」ということもできますが、まずは上記を覚えておければ良いでしょう。

例文でその使い方を確認しておきましょう。

I need to hang up now. I’m at the casher. Let me call you back soon.
ちょっと切らなくちゃ。今お会計なの。すぐ掛け直すね。

Please hold the line and do not hang up the phone please.
そのまま電話を切らずにお待ちください。

Oops, I hung up the phone by mistake. He was still talking.
おっと、間違えて電話を切っちゃった。まだ彼話していたのに。

電話を保留にする 英語では?

電話中に少し用事を済ませたいときありますよね。

そんな時に使える一言に「put you on hold」があります。

例文で確認して見ましょう。

Let me put you on hold for a moment. My mom’s calling.
ちょっと保留にさせて。ママから電話みたい。
Can I put you on hold for a second? Somebody came at the door.
ちょっと保留にさせてくれる?玄関に7誰か来たみたい。

You can put me on hold. I hear your husband is calling you.
保留にしてもいいわよ。旦那さんがあなたを呼んでるわよ。

その他 使える単語

充電器 charger
Can I borrow your charger? Mine doesn’t work here. Maybe it’s broken.
充電器貸してくれる?私の調子悪いみたい。壊れたかも。

圏外 out of service
Here my phone is out of service. How about yours?
ここは圏外だ。あなたの携帯はどう?

電波が悪い bad connection 
In the area the connection is bad to use your cell phone.
このエリアは電波が悪くて携帯が使えません。

マナーモード silent mode
I usually turn my cell phone on silent mode.
私はいつも携帯をマナーモードにしています。

留守電を残す leave the massage
Thank you for leaving the message last night. And what happened?
昨日は留守電を残しておいてくれてありがとう。それでどうしたって?

この他にもふだん何気なく使っている用語について、英語では何というのか考えてみると面白いです。

携帯にまつわる単語は覚えておいて損はありませんので、積極的に調べてみると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「携帯電話」にまつわる英語名と関連するフレーズについてまとめてみました。

どれも今日から使えるものばかりなので、友人、職場、街中で早速活用してみてください。

スマホの知識が豊富にある人であれば、それを英語で説明できるようにすれば周りからも一目置かれること間違いなしです。

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