英語で性別を表現する時の例文。男女だけではない幅広い表し方をご紹介。

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性別を英語で表す時には何と言えばいいのでしょうか。

書面に書く場合の基本の単語は決まっていますので、例文と合わせて覚えておきましょう。

また最近は日本のニュースでも話題になることが増えてきているトピックですが、英文と合わせて知識を深めるため説明も加えています。

海外では耳にすることの多い「性別」に関して、無知でいるよりは知識として知っておくことが大切ではないでしょうか。

英語を勉強しているのであれば言語だけに留まらず、多様性や習慣の違いなど異文化についても学んでいけると、英語についてもより理解が深まるでしょう。

それではまず基本の単語から見ていきましょう。

英語で性別とは何という?

英語では性別を表すときにGenderやsexという単語を用います。

さっそく例文を見ていきましょう。

What's the baby's gender?
Do you know the sex of the baby?
赤ちゃんの性別は何ですか?

Her biological sex is female.
彼女は生物学的には女性です。

Regardless of gender differences
性別に捉われることなく

Regardless of age, race, sex, sexuality, political affiliation,
年齢や人種、性別、性的指向、政党に関わらず

Discrimination based on gender is illegal.
性差別は違法です。

それでは書類などに性別を記入する欄には、どの単語を使用すればよいでしょう?

性別と聞いてまず思い出されるMan / Womanはどうでしょうか?

これはファッション関連や標識など、街中で目にすることが多いと思います。

男女を意味する単語としては正解ですが、正式な書類には適していません。

パスポートや証明書などを確認してみると分かりますが、これらの書類にはMale / Femaleが使用されています。

頭文字だけを取ってM / Fとされる場合もありますので是非覚えておきましょう。

英語で性別というときに

最近は日本でも性別に関して取り上げられるようになりましたが、英語圏や海外に比べるとまだまだ人々の間で正しい理解がされていないのではないでしょうか。

各国とのグローバル化が進んでいる現在において、今後さらに理解を深めていく必要がありそうです。

それでは英文を見ながら考えていきましょう。

Gender Identityということば

上記では性別を表すときに Genderを使用することをご紹介しました。

それとは別に最近はGender Identityという言葉も使われるようになってきています。

これはLGBTQの人も含め、より幅広い意味で性別を表す言葉であり、インターネット上の記事やコラムなどではよく使われているようです。

Gender identity is defined as a personal conception of oneself as male, female, both or neither.
ジェンダー・アイデンティティとは自分が男、女、その両方、若しくはそのどちらでもないことを自身で定義付けること。

Gender identity is how a person feels and who they know them self to be when it comes to their gender.
ジェンダー・アイデンティティとは自らの性別を考えたときに自分についてどう感じ、自分自身がどう在りたいかを知ることである。

His choice in clothing doesn’t change his gender identity
着る服によって、彼のジェンダー・アイデンティティが変わるわけではない。

英語でGender identityと検索するとさまざまな記事を読むことができます。

日本ではまだあまり知られておらず、日本語名と異なるかもしくは日本語表記のないカテゴリーもあります。

その場合はその単語の意味を英語も調べながら理解を深めていくといいでしょう。

英英辞書を引くように、英語を通して本来のことばの定義を学ぶことができ、大変効果的な学習法です。

ぜひ学習の参考にしてみてください。

その他の性別に関することば

より深く理解したい方は、下記でその他の言葉についても記載していますので合わせて読んでみてください。

LGBT is an initialism that stands for lesbian, gay, bisexual, and transgender
LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取ったもの

What does the Q in LGBTQ mean?
LGBTQのQの意味は?

Genderqueer is a catch-all category for gender identities that are not exclusively masculine or feminine
ジェンダークイアとは男女以外のより広い性別カテゴリーのこと

Lesbian is a person related to homosexual women or women who feel sexual attraction to other women.
生物学的に女性であり、女性のことを好きになるのがレズビアンである

Gay is a person homosexual and used especially of a man.
ゲイとは同性を好きになる人のことで、特に生物学的な男性に対して用いられる。

Bisexual means a person sexually attracted not exclusively to people of one particular gender; attracted to both men and women.
バイセクシュアルとは男女どちらかではなく両方を好きになる人のことである。

Transgender is being a person whose gender identity differs from the sex the person had or was identified as having at birth.
トランスジェンダーとは生まれ持った性別と自分自身が思う性別が異なっていること

Gender-neutral is a person relating neither especially to men nor to women.
中性とは生物学的な男女

In Japan, X-gender is a third gender or genderqueer identity.
日本ではサード・ジェンダーまたはジェンダー・クイアはXジェンダーと呼ばれている。

X-gender is a gender identity for people who are not expressly male or female.
Xジェンダーは自分のことを男性でも女性ないと思う人々のためのジェンダー・アイデンティティである。

Her biological sex is female. But she is gender fluid.
彼女は生物学的には女性だけど、流動的に男性女性どちらになることもある。

A-gender is a person who identifies as having no gender or being without a gender identity.
無性とは性別に捉われない、もしくはジェンダー・アイデンティティを持たない人のことである。

これはほんの一部ですが、言葉で表記されているものからそうでないものまで世界には多くのセクシュアル・マイノリティと呼ばれる人々がいます。

また言葉に縛られず、多くの人が差別を感じない社会であることが理想的であることは世界共通の認識でしょう。

これからグローバル化が進む中で多様性がより認められる世の中になっていけばいいですね。

まとめ

今回は英語の性別に関する内容をご紹介しました。

基本の単語から現代社会での「性別」の意味まで、英語を通して幅広い学習をしていきましょう。

ここでは一部しかご紹介できませんが、まだまだ多くのカテゴリーがあり一言では表しきれないのが現代の「性別」です。

ぜひこれを機会に知識を増やしながら、グローバル社会について理解を深めることが大切ではないでしょうか。

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