「会社概要」「事業内容」「業務内容」英語の書き方。使える構成例を解説

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英語で会社概要を書く時にはいくつか重視するポイントがあります。

グローバルにビジネスを展開しているのであれば、日本人以外の人が見た時に解りやすい構成にするべきです。

海外企業のホームページを見ると、我々が見慣れた会社概要のページとはだいぶ異なっていることが分かるでしょう。

今やインターネットが主流になり、自社ホームページはいわば会社の名刺のようなもの。

会社概要の印象によっては交渉を断念するような結果をも招きかねません。

今や欧米の一流企業ともなれば、ホームページの作成費やメンテナンスに年間巨額の予算を割り当てるほどなのです。

このように会社概要を英語で作成するということは、ビジネスにおいてかなりの重要度を占めるという点をお分かりいただけたでしょうか。

それでは早速その作成方法やポイントについて見ていきましょう。

英語版会社概要 書き方

まず英語版で会社概要を書き始める前に知っておくべきことがあります。

それは日本語の会社概要をただ翻訳すれば良いというわけではないという点です。

これはどういうことかと言うと、欧米で一般的な会社概要の書式は日本でよく目にする書式とは異なるからなのです。

会社概要といえば日本語のホームページでは、会社名、代表者名、所在地、事業内容、設立年月日、資本金、従業員など、一般的には箇条書きが主流でした。

そのページを見れば一目で大まかな会社の「概要」が分かるので、我々日本人としては便利に感じますよね。

一方欧米式ではどうでしょうか。

まず一番の違いは英語版では「文章にして書くこと」が主流だという点です。

その中でも特に重要なのがまずページのトップに「会社のビジョン」を説明していることです。

会社概要ということで会社の詳細は名称や設立年、代表者名等を知ることがこのページの主な目的ではなく、会社がどういうビジネスを行っているかということを文章や箇条書きにしてアピールします。

「Mission and Vision」 ミッション&ビジョンという書き方をする場合も多いです。

この会社は今どれくらい勢いがあってどんな方向を目指しているのか、という内容を端的にまとめてあり、会社概要の中でもメインになる箇所です。

ここを特に重視して書くと、これから新しいビジネスを考えているクライアントにとって解り易くなり好印象です。

また、上記の日本版会社概要で見られる内容に関しては、一つの段落に織り交ぜて書くとよいでしょう。

これは下記でも詳しく説明しています。

日本語でよくみる略歴年表は、海外のビジネスパーソンにとってそれほど重要ではなく、今現在の情報や将来に対するビジョンの方が興味関心の対象になりやすいというわけなのですね。

例としては、まず創立者がいつどこで事業をスタートさせ、その後会社がこうなっていった、というようにストーリー立てて書いていくと、読み手に興味を沸かせ、かつ短時間で会社の略歴を伝えられますのでおすすめのテクニックです。

まとめると、まず最も大切なのは「ビジネスビジョンや目的」によって会社をアピールすることで、第二の内容として会社情報のような事務的な内容が書かれる、と言うイメージです。

会社概要作成で使える英単語

それでは実際に会社概要を作成する上で使える英単語をまとめてみました。

作成の際の参考にしてみてください。

会社概要 Company profile, Our company, About, Corporate information
会社目的    Company vision, Mission and vision, Mission, Our key strategy
事業内容 Our business, Main Business Activities, Our services
企業理念 Philosophy, Our policy, Business policy
会社名 Company name
本社 Headquarters, Corporate Headquarters, Head office
本社所在地   Corporate Address, Company address, Address,
オフィス所在地  Office Location, Office address
電話番号 Phone, Phone number, TEL
設立、創業 Established in (2019), Founded in (2019), Establishment date
代表、社長 CEO, President
取締役、経営陣 Board of Directors, Directors, Executives, Management Team

従業員数 Employees, Number of employees
資本金 Capital, Common stock
決算年     Fiscal year(April 1 to March 31)
決算情報 Financial date, Financial Information
主要取引銀行 Major Banks

支店、子会社   Offices, Subsidiaries
海外拠点 International location, Worldwide network, Overseas offices
加盟団体 Membership, Association participated
営業時間 Office hours, Business hours, Hours

会社の方針で日本語ページをそのまま訳すだけと言う場合には上記が参考になるでしょう。

英語で会社概要を検索する場合には会社名の後に「Company Profile」、「Company Info」、「About」などの見出しを入力して検索することができます。

気になっている企業があればぜひ検索して、作成の参考にするとよいでしょう。

また欧米の会社にはそのデザインや構成が斬新なものも多く、とても参考になるサンプルが多く存在しています。

次に、欧米流の文章形式で作成する場合に参考となる文章構成をみていきましょう。

会社概要作成で使える構成 パターン1

パラグラフ 1

会社のビジョン、ビジネス内容を書く。
世界に発信していく魅力を重点的に。

パラグラフ 2

会社の歴史をその他の情報と織り交ぜて書く。

会社の創立者
ビジネスを始めた年と場所
きっかけ
会社として重要な功績
その後の発展
今後のビジョン

会社概要作成で使える構成 パターン2

パラグラフ 1

会社の沿革について詳しく文章にする。
会社情報に関する重要事項のほとんどはここに集約する。
親しみやすい文章にすることで、内容が伝わりやすくなる。

パラグラフ 2

会社のビジョンや目的を箇条書きにする。
5点ほどにまとめることで、端的かつ明確に伝わる。

以上が参考になる会社概要ページの構成例です。

短時間でも読みやすく解り易い文章やレイアウトを心掛けてみてください。

まとめ

日本は歴史や前例が根強く、フォーマット一つとっても従来の方針を変えることに抵抗のある企業がまだまだ多いと言えます。

それでも海外と対等にビジネスをしていかなければならない現代では世界の基準を知ることが必須になってきました。

世界的な大手企業でない限り、まず日本という小さな島国の中でこんなビジョンを展開している、という情報を解り易く伝える必要があります。

そのためのツールとして、世界中誰でもアクセスが可能なホームページがどれほどの重要性を持っているのかは言うまでもないでしょう。

まずは英語で会社概要ページを作成し、なおかつ読み手に解り易いような馴染みのある構成にする。

この2点を合わせればグローバルビジネスに参画する第一歩を踏み出せたと言っていいでしょう。

作成にあたっては海外の会社概要を見る中で参考になる言い回し、レイアウトやデザインや、解り易い構成などをもとに作ってみてください。

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