菜の花から採れる菜種油は日本の食卓に欠かせない存在です。
菜の花は「セイヨウアブラナ」という別名を持ち、世界中でも盛んに栽培されています。
その「菜の花」は英語では何という名前かご存知ですか?
ココナッツオイルやオリーブオイルはそのまま英語にできるけれど、菜の花や菜種油は一体何と言えば良いのでしょうか。
今回はそんな菜の花にまつわる名称や意味をご紹介していきますので、知らない情報があればさっそく知識として取り入れてみてください。
それではまず菜の花の英語名から見ていきましょう。
菜の花 英語名は?
「菜の花」はこれまでRapeseedという呼び方が一般的でしたが最近では別名で呼ばれることが増えています。
そのrapeの代わりに使われているのが「Canolaキャノーラ」という名称です。
これはカナダ原産のセイヨウアブラナに分類される品種の一つなのですが、菜種油に使用される代表的な菜の花であることから、現在ではこれが菜の花全体を指すことばとして用いるようになってきています。
したがって「菜の花」は英語で「Canola flower」と覚えましょう。
また学術用語ではBrassica napusという名称が付いています。
菜の花について
菜の花についてもう少し詳しく見てみましょう。
菜の花は代表的な春の風景として人々に愛され、俳句や文学作品にも数多く用いられています。
与謝蕪村の有名な俳句、「菜の花や 月は東に日は西に」にでは菜の花が季語として使われており、これは晩春を意味しています。
明治以降に現在の食用油として採取される「セイヨウアブラナ」が輸入されるようになった後も、その一面に広がる美しい景色は数々の描写やアート作品に登場しています。
山村 暮鳥(やまむらぼちょう)の詩「風景」に出てくる「いちめんのなのはな いちめんのなのはな」という描写は一度読んだら忘れられない印象的な詩の一つです。
菜の花の花言葉
鮮やかな黄色が一面に広がる花畑で有名な菜の花は、その花言葉も見た目の印象をそのまま表したような美しいことばで溢れています。
まず「快活」「活発」「元気いっぱい」というエネルギーに満ちた意味。
次に「競争」「豊かさ」「財産」といった富をもたらす意味。
そして「快活な愛」「小さな幸せ」といった菜の花をイメージするような美しい花言葉を持っています。
どれも春になると一面に黄色く輝く菜の花畑のようで、新たな門出や始まりを後押ししてくれるような、パワーみなぎる意味ばかりと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「菜の花」に関して、英語名とその意味をご紹介してみました。
英語では「canola flower」と言い、多くのアート作品にもその美しい色や景色が登場しています。
花言葉も黄色の花にちなんだエネルギー溢れる意味を持っており、新しいスタートや春の穏やかな風が降り注ぐような優しい気持ちになれる花であると言えます。
世界的にも広く栽培されている花なので、英語名を知っておくと大変便利ですよ。