新年から何かを始めてみようと思ったとき、まず英語を思い浮かべる人は多いと思います。
実際に今学生であっても、過去に英語に挫折した記憶があっても、10年以上英語を勉強して習得できない経験を持っていても、やっぱり英語に戻ってきてしまいますよね。
しかし世界には、6900種類の言語が存在すると言われています。
その中から今回はスペイン語を選んでみました。スペイン語を習得するメリットについて英語とも比較しながら紹介してみたいと思います。
目次
スペイン語は日本人になじみやすい
語学を始めた時に、相手が話していることが少しでも分かると嬉しいものです。
もともとスペイン語と日本語には共通するところがあり、日本人にとってはスペイン語は習得しやすい言語です。
周波数がほぼ同じ
この周波数という言葉は、語学の話をするときに必ずと言って良いほど出てきます。
- 日本語 125から1500ヘルツ
- スペイン語 125から500ヘルツ
- 英語 2000から15000ヘルツ
- モスキート音 17000ヘルツ前後
日本人にとっては、日本語の周波数の領域を外れた音は最初は脳が雑音として処理してしまうのです。
英語のネイティブと会話した時に、なかなか聞き取れないという経験をしたことがあると思いますが、それは周波数が大いに影響していると言われています。
これに対してスペイン語は、最初から充分に聞き取れる領域に入っていますよね。
母音の数が同じ
日本語は「あ、い、う、え、お」の5個に対し、スペイン語も「a、e、i、o、u」の5個です。
それに対して、英語は26個あるため、発音のところで行き詰まる人も少なくありません。
さらにスペイン語は、単語も英語らしく発音するよりも日本語のように発音するほうがネイティブの発音に近くなります。
バイリンガルからマルチリンガルへ
スペイン語を習得した後なら、外国語を話すことに免疫ができますから、「間違えるのが怖い」「発音に自信がなくて話せない」気持ちからは解放されているはずです。
スペイン語からマルチリンガル
スペイン語は、今は存在しないラテン語から生まれた言語です。
古代ローマで使われていたラテン語は、スペイン語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語、ポルトガル語に枝分かれしたため、この5つの言語はよく似ています。
スペイン語を習得することでこれらの言語は習得しやすくなり、マルチリンガルになることも夢ではないでしょう。
スペイン語から英語へ
それでも、やっぱり英語を習得したいと思う人もいるかもしれません。
スペイン語の単語や文章の構造など、英語と似ているものも多いので、英語を習得するための手段としてスペイン語から始めてみるのも1つの方法だと思います。
語学の仕事を実現できる
語学を勉強して、それを仕事にできたら素敵ですよね。
実際に日本ではスペイン語を使える人が、まだまだ少ない状況です。
だから今の段階でスペイン語を始めるのは、仕事としても成功できる良いタイミングなのかもしれません。
年齢に比例して仕事が増える
実感している人も多いと思いますが、日本では、その業界での経験が長くても、35歳を越えているだけで転職に不利になることが多くあります。
しかし語学の仕事においては、年齢が上がるほど、有利になります。
若い人に比べて深い日本語の表現を多く知っているため、通訳や翻訳の場では年配者も活躍できるからです。
スペイン語の仕事
専業として始めたら、自分や家族のために多くの時間を使うことができます。
もちろん兼業として、出来るときだけ仕事をするという生活を実現することも可能です。
通訳
30分で5万円の収入です。同時通訳の場合は4時間で10万円になります。
翻訳
時給に換算すると5000円です。
文書の翻訳、字幕翻訳、映像翻訳、書籍翻訳など幅広く仕事があります。
海外で暮らす
スペイン語は、スペインとポルトガル以外のラテンアメリカで使われています。
アメリカでも英語よりもスペイン語が使われる地域もあります。
海外に住み、そこで仕事に就くこともできますね。
通訳ガイド
通訳案内士は日給で5万円前後、ツアーコンダクターの場合は日給2万5000円前後を稼ぐことができます。
東京オリンピックに貢献
東京オリンピックのスペイン語通訳者が全然足りないと言われています。
一般のボランティアではなく、選手やコーチに付いて通訳する仕事です。
オリンピックに携わってみたいと考えている人には、絶好の機会かもしれません。
最後に
いかがでしたか。
スペイン語を選ぶメリットと、習得した先の未来について紹介しました。
また語学は脳の全てを使うそうなので、認知症を防ぐとも言われています。
新年に向けて思い切ってスペイン語を始めてみたら、もしかしたらそれが自分の世界が変わるきっかけになるかもしれません。